2012/02/09
小学生の頃、先生が毛糸をぴーんと張って言いました。
「ほら、真っ直ぐでしょ?直線っていうのはね、こういう線なのよ?・・・」
何度やり直しても、私には直線が書けませんでした。
当時は謎でしたが、ぶきっちょだったのです。果てしなく。
ポスターカラーを塗れば、ぼっこぼこのぷっくぷく。
(平塗りに気泡が入るとこうなる)
図面を引けば、1ミリずれる。
(図面の1ミリが実物大になったら・・・。ひえ~、考えたくない)
デッサンすれば、クロッキーが限界。
(描き込みに必要なもの。それは根性!)
とまあ、恐ろしく美のセンスがない大人になりました。
そう。直線が引けなかったあの頃から、決まっていた気がします。
そんな時、出会ったのがイラストレーターでフォトショップ。
私がパソコンを触るきっかけでもあり、魔法のペンでした。
今やデジタルもアナログも、同じくらい大事な道具。
できないことが、やりたいことに変わったのです。
人はできるか、できないかの基準で判断されがちですね。
就職できないとか、結婚できないとか。よく聞く台詞。
「このバージョンできますか?」と仰る企業も多いです。
でも、それが本当のゴールですか?やりたいことですか?
大丈夫。
できないことがあっても、やりたいことがあれば
なんとかなっちゃいます。
直線の引けなかった私のように。